一昔前までは、「アウトバウンドマーケティング」が主流だったように、テレアポやダイレクトFAX、ダイレクトメールで顧客との取引につなげるということが一般的でした。

ただ、これだけ情報が溢れる時代になると、“何が良くて”、“どれが本当なのか”が分からないユーザーも増えてきます。

ですので、今主流なのが「インバウンドマーケティング」。

ただ、こぞって「オウンドメディア」を立ち上げても、来訪者が全くないという状態では意味がないですよね。

なぜ、PVがゼロのままなのか。実は、簡単な理由があるんです。

 

◆そもそも「PVを上げる」という概念が違う

企業のIT事業部の方は、「なぜPVが上がらないか……対策が分からない」と毎日頭を抱える方も多いでしょう。

何とかPVを上げようと、いわゆる「ブラックハットSEO」に手を出しても、結果的にGoogleから「低品質なサイト」とみなされて検索インデックスから消去されてしまえば、また一から作成となってしまいます。

2011年までは、いわゆる「ブラックハットSEO」が主流でした。

中古ドメインを購入し、簡単なテンプレートにテキストリンクやバナーでリンクを送る「被リンク対策」は、とうとう2016年9月のペンギンアップデート以降に効力が激減しました。

2016年9月以降、Googleインデックスから削除されたWEBサイトも数多いんです。

つまり、どんなSEO手段をとっても「ユーザーがこない」という状況を打破しようとする「対策」という経路がまず間違っている可能性が高いです。

まずはオウンドメディアのPVを見直す前に、自社サービスがきちんとアピールできているか、そもそもコンテンツとしてオウンドメディアを運用できているか、あるいは自社サービス自体が“ユーザーから好かれていない”という可能性がないか……

色々と確認することはあるでしょう。

ただ、残念なケースが「自社のサービスが優れているのに、オウンドメディアのインバウンドマーケティングを有効活用できていない」ということでしょう。

 

◆PVが低いオウンドメディアでも「ファン層」を増やせばいい

2016年には、いわゆる「まとめサイト」が一網打尽に姿を消すことになりましたが、これはいわゆる「低品質なコンテンツ」、あるいは「コピーコンテンツ」の寄せ集めだったからなわけです。

インターネットユーザーは周知の通り、PCからスマホへと大きく移行していますよね。

なので、「自分が欲しいもの」は「自分で簡単に探す」という手段を取るわけです。

ただ、検索KW(キーワード)をひたすらSEO対策しても、そのサービスを紹介するコンテンツ自体が低品質だと、結局ユーザーは直帰してしまいます。

つまり、直帰率が異様に高いオウンドメディアは、いくらPVが高くてもファン層の増加にはつながっていない可能性が高いです。

「ニキビ 化粧水」のKWで検索した結果、Googleの1ページ目の3番目に上げることができても、実は今のユーザーは違う行動にでます。

いわゆる「情弱」が減ってきている時代ともいえますが、ユーザーは次に「○○(商品名) 口コミ」で検索するので、たとえばamazonやASPで拡販していても、その評判が低ければ見向きもしません。

これは「サービスの品質」が悪い場合ですが、言い方を変えれば、「サービスがいい商品のオウンドメディア」は、勝手に検索エンジンの上位に上がってきます。

もちろん、最低限のコンテンツがあり、最低限のPR商品がある条件が必要です。

というのは、GoogleのアルゴリズムのAIが、いよいよ“ユーザーの行動”にまで迫ってきているといえるからです。

 

◆オウンドメディアで大事なものは「コンテンツ」

つまり何が言いたいかというと、「ユーザーを引きつけるコンテンツ」でなければ、最低限のPR商品があっても、ユーザーの購買意欲に刺さらないんです。

「欲しい」と思わせることがまずは企業の役目であり、オウンドメディアの仕組みであり、ASP(アフリエイトサービスプログラム)やLP(ランディングページ)の役目なんです。

いくらSEO最適化や、LPO(ランディングページ最適化)をしても、コンテンツがプアだとユーザーは関心すら寄せなくなります。

ですので、今後、ユーザーには「刺さる記事」=「優良なコンテンツ」が必ず必要な時代になります。

もちろん、コンテンツ=文章のみとは限りません。

Instagramマーケティングが流行っているように、「視覚効果」はかなり高いです。ただ、そのInstagramマーケティングを行うにも、オウンドメディアがなければ効果は激減します。

要するに、いくら「視覚効果」があっても「説得するコンテンツ」がなければ、情報は得られないわけです。

 

オウンドメディア運用まとめ

結局、広報でもオウンドメディア担当の方でも、アフィリエイターでも物書きでも、「コンテンツ作り」の意識は必ず必要です。

「文字数が多ければ、検索上位に上がる」という時代はすでに終わりかけているといっても過言ではありません。

“結果的に文字数が多かった”ということはあっても、低品質なコンテンツでの長文化・SEO対策では「良いオウンドメディア」は作れないともいえるわけですね。

今後、オウンドメディアで必要になる「品質の良いコンテンツづくり」を今から意識してみませんか?

photo by Flicker / Silke Remmery